イギリスの動画配信大手パフォーム・グループが提供するスポーツのライブストリーミングサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』と締結した、10年におよぶ放映権料契約をいよいよ来年からスタートさせるJリーグ。
もっとも、総額約2100億円にのぼるビッグマネーは「始めの一歩」にすぎない。日本サッカー界の未来をさらに明るいものとするために、村井満チェアマンはまもなく訪れる2017年において、タブーなき改革へ向けた議論を展開していくことを明言している。
Jリーグの村井満チェアマン、担当理事、Jクラブの代表取締役及び理事長で構成され、理事会から委嘱された事項を協議・決定する月例の実行委員会がおもむろに紛糾したのは、11月8日のことだった。
きっかけは村井チェアマンをして「高目の直球を投げた」と言わしめた、Jリーグ経営管理本部・クラブ経営戦略部スタジアム推進グループの佐藤仁司マネージャーによる起案だった。
要約すれば「今後において百年構想クラブ入りを希望およびJFLからJ3入りするクラブは、サッカー専用スタジアムの構想があることを前提とする」となる起案に対する、実行委員の反応はさまざまだった。
「当該クラブのホームタウンとなる自治体からすると『J1でもJ2でも達成されていないのに、これから入ろうとするところへ、なぜそんなに厳しい条件を設けるのか』と反発されるのではないか」
「これからのクラブだからこそ、スタジアム基準を変えていくことが日本サッカー界のこの先、10年、20年を変えていく非常に大きなテーマになるのではないか」
「陸上トラックがある競技場をホームスタジアムとしている、既存のJ1、J2およびJ3クラブの環境整備の見直しも積極的に入れて、議論していくべきなのではないか」
「自治体と長期の年月をかけて交渉してきて、陸上トラックがあるとはいえ、改築に税金を投入してきた競技場もあるなかで、それをまた変えようというのは拙速なのではないか」
積極論者と慎重論者がそれぞれ意見を応酬させるなかで、起案は多数決を取ることなく、11月16日の理事会へと諮られた。しかし、ここでも結論が出されるには至らなかった。
起案そのものは「サッカー専用スタジアムが既存のものとしてある」ではなく、「建設へ向けた議論が行われている」や「建設計画がある程度行政側と確認できている」といったレベルにとどめられた。
それでも日本サッカー界においてはハードルが高いと思われがちだが、実は将来のJリーグ入りを目指す百年構想クラブのなかで、すでにサッカー専用スタジアムをホームとしているクラブがある。
つづく
2016.12.27
https://www.footballchannel.jp/2016/12/27/post191860/5/
2016/12/28(水) 22:44:51.41
http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1482932691/
■東日本大震災時の教訓が込められた八戸のスタジアム
たとえばJFL所属のヴァンラーレ八戸FCは、5200人収容とJ3基準を満たすダイハツスタジアム(八戸市多賀地区多目的運動場)を、今年9月からホームのひとつとして使用している。
メインスタンドの後方に、4階建ての管理棟がひときわ目立つ構造。そこには2011年3月の東日本大震災から得た教訓が込められていると、実際に現地を視察した村井チェアマンは言う。
「ダイハツスタジアムが建てられた場所は津波で大きな住宅被害を受けたエリアであり、地域の皆さまには『ここに4階建ての建物があったら』という思いがありました。そこで八戸市は多目的運動場を整備するとともに、有事のときには地域の住民がいっせいに避難できる、日常機能を有する管理棟兼津波非難施設を作ったわけです」
来シーズンからJFLへ昇格することが決まっている、岡田武史・元日本代表監督(日本サッカー協会副会長)がオーナーを務めるFC今治のホーム、今治スタジアム(仮称)も来夏にオープンする。
同じく5000人収容でJ3基準を満たしていて、今治市が用地を無償で提供。FC今治を運営する「株式会社今治.夢スポーツ」が建設する形で、計画から約2年7ヶ月という速さで完成させる。
こうした動きを日本サッカー界にとってポジティブだと受け止めている村井チェアマンは、有識者を交えた検討委員会をJリーグ内に発足させて、議論の場を移すことで合意していると明かす。
「10人程度の会議をイメージしています。サッカー専用スタジアムではないスタジアムを使用しているクラブのなかで、実際に専用スタジアム建設へ向けて動いているクラブとそうではないクラブの人間に、国内外のスタジアム事情などに明るい有識者もまじえる形で、既存および新規入会のクラブにおけるスタジアム基準の在り方や今後の方向性について、しっかりと議論していきたい」
■費消型ではなく投資型の経営者を増やすために
クラブライセンス制度そのものは、アジアサッカー連盟(AFC)が加盟国に対して、ACLの参加資格として導入を通達。これを受けた日本サッカー協会がJリーグに委託する形で、運用が開始された。
ゆえにJリーグ単体では変更などを決められないが、費消型ではなく投資型の経営者を数多く輩出して、Jリーグ全体が発展していくためにも、まずはリーグ内の意見を集約させる意向だ。
「自己資本が本当にぎりぎりで、債務超過ではないけれども基礎体力もほとんどない、という状況で経営しているクラブへ投資と言ってもそれは無理な話であり、これまで通りクラブライセンス制度が必要になってきます。
一方である程度の自己資本を蓄えて、勝負に出られるようになったクラブにとって、クラブライセンス制度はどうなのかということを、複眼的に見ていく必要があると思っています」
12月の理事会で、プロ野球・横浜DeNAベイスターズ前球団社長の池田純氏の特任理事招聘を決めたのも、Jクラブの経営者の投資マインドを向上させる指南役とするためだ。
球団社長を務めた5年間で約25億円の赤字を黒字経営に転じさせた、40歳の青年実業家の登用を熱望したのは他でもない、村井チェアマンだった。
「新たな観客層の喚起、女性の集客に対する努力、チームのブランディング、ネットメディアを活用したプロモーションなど、サッカー界として学ぶべきところが広範囲に渡って多々あると感じているので」
イギリスの動画配信大手パフォーム・グループが提供するスポーツのライブストリーミングサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』と締結した、来シーズンから10年、総額約2100億円にのぼる巨額の放映権契約が大きな注目を集めているJリーグ。しかし、放映権料を原資として増額される均等配分金や賞金、新設される理念強化配分金を含めて、すべては「始めの一歩」にすぎない。
今回発表された2016シーズンを総括する『J.LEAGUE PUB REPORT 2016 WINTER』でも謳われている2つの理想、「Jリーグですばらしいサッカーがプレーされている」と「Jリーグのすばらしさが多くの人に伝わっている」を実現させるために――。2ステージ制を2年で1ステージ制へ差し戻したように、忌憚なき議論とタブーなき改革をJリーグはこれからも積極的に進めていく。
Jリーグ公式
http://www.jleague.jp/sp/aboutj/
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4: :2016/12/29(木) 08:28:37.76 ID:
将来、サッカー専用スタジアムの計画もない様なサッカー人気の無い所はアマチュアで頑張れって事だろう。
自治体に寄生するなと言う馬鹿がいるけど、本当にサッカー専用スタジアム建設に対して住民の殆どが反対ならば建てられないよ。
現に仙台、埼玉、千葉、清水、松本、長野、大阪、福岡とサッカー専用スタジアムが建てられているが税金の税金が掛かるから取り壊せなんて話は聞いた事が無い。
Jリーグが税金を自由に使える権限なんかないのに何キレてんの?
Jリーグに入りたければ専用スタジアムを作ってねと言ってるだけ。今治の例が書かれてるだろ。
別に税金を使わずに建てれば良いし、サッカーに理解のある自治体なら自治体の判断で税金を投入すれば良いだけ。文章の何処にも税金で建てろなんて書かれてないけど?
J3の五千人収容クラスの専用スタジアムであれば、本当に熱意があれば、そして支援者がいれば税金使わずに建てられるだろ。
Jリーグのクラブがあるということで町おこしになる効果も期待出来るからな
アンチはすぐ税金の無駄遣いというがこれこそ税金の正しい使い方であるわなw
わかるけど
それでokでお釣りが来るよ。
J3は芝生席込みの5000人収容で良いんだよ。
地元がスタジアムを建設するのは当たり前
Bリーグも他競技もJ2とくらべて経済効果や地域への効果どうよって話になる
J2にはすべてがある
本気でスタジアム建設を考えてる所には、Jリーグが助成金を出すようなシステムはあって良いと思う
せっかくDAZNマネーが入ったんだし
プレミアリーグ人気はあのスタジアムの見栄えがいいのが大きいはず
しかし、コンサート向きの作りではない(屋根が音が反響するし、
屋根動かすには1日100万かかる)しプロサッカーの試合とかも
年間で微々たる収入にしかならないから議会で問題になった。
こういうのは今後が増えるって話だよ
日韓WCの使用会場は全国的に毎年赤字なのと一緒
スポーツ施設なんだから赤字はしょうがないという
広い心が大事なんだねえ
文章の中に今治の小さなスタジアムの事が書いてあったり、今後J3にチームが新規参入する際の条件についての話なのに、豊田スタジアムを持ち出すなんて馬鹿じゃね?
何処のJ3新規参入チームが豊田スタジアム見たいな大きなスタジアムを作るんだよ。これからJ3に参入する様なクラブは皆小規模なクラブばかりだよ。
大都市のクラブは鹿児島を除いて既にJリーグに参加済みだから、この条件は適用されないよ。
ファジアーノ岡山の木村正明代表が語る「J1昇格」よりも大切なこと<1/2>=宇都宮徹壱WMより転載
http://bylines.news.yahoo.co.jp/utsunomiyatetsuichi/20161125-00064787/
木村 黒字というのは「経営の安定」ということ以上に「税金を払う」という意味があって、それは必ずしもファンやサポーターの皆さんが望んでいることではないということです。
地域のプロスポーツクラブというものは、地域の皆さまからのお金で成り立っているわけです。
これはあまり言っちゃいけないことですが、債務超過にならない範囲で黒字と赤字を繰り返しながら、皆さまから頂いたお金は税金を払うよりも余さずチーム強化費にまわす、ということがわれわれに求められることです。
これが地元自治体への税金なら話は全く違いますが、クラブの法人税は国に支払われます。
例えば、われわれは現在12億円の収入ですが、黒字にして3000万円の法人税を払うのなら「そのお金で点取り屋を獲得してよ」とファンは思うのではないでしょうか。もちろん、債務超過は論外ですが。
正論過ぎるw
そもそもスタの基準が高すぎ
球技専用にした方が建設費用が安くなるで
トラック付けない方が狭く出来て、土地や建物が少なくなるから、安くなるぞ
球技専用からサッカー専用にすると更に狭く出来て、安くなるぞ
だからこそ
陸上競技場は身の丈には合わないし
充分に身の丈だろうと思うがなぁ。
2万人収容の陸上スタジアムよりも5,000人収容のサッカー専用スタジアムで試合をした方が新規参入クラブにとっては客入りも良くなるし経営的にも良いだろう。
そもそもJリーグに新規参入するチームが陸上スタジアムを改修する際の費用って、実は5,000人収容のサッカー専用スタジアム建築と同じ位掛かる事が多いだろ。
鳥取や今治の例の様に工夫をすれば5,000人収容クラスのサッカー専用スタジアムはとても安価に作る事は可能だろう。
無能だらけだった
ラグビーには使えない、エンドゾーンが無いスタジアム。
それを持つクラブしか参入させないでくれ。
だからこそ、数万人収容の馬鹿でかい陸上競技場なんていらないから、小規模な専用スタジアムで良いだろ。
小規模だと上に上がる時に収容人数とかで引っかかるんじゃ
それは増築可能な設計にしておけば良いだけの話。
既とりあえず5,000人収容の小さな球技場があればJリーグには参入出来るんだから。
てか、本来はチーム人気が出てから球技場の拡大をすべきで、J3レベルで数万人のスタジアムなんて要らない
昇格できる状態になれば
増築すればいいだけだよ
て言うかそれを無くせばいいじゃん。
スペインでも乾のエイバルは5000人規模のスタジアムにレアルやバルサを迎えて試合してるし何の問題もない。
それで黒字経営出来れば良いのだろうけどねぇ。欧米は放映権収入が大きいから良いだろうけど、日本で5,000人収容程度でJ2やJ1の選手の人件費を払えて黒字になるとは思えない。
うん、だから上位の収容人数の基準を下げるのは大賛成
現状のJだと無意味な障害にしかならないだと思う
別々にした方がいいわ
当然後から入ってくる地域にはハードル高くなる
Jリーグとヨーロッパじゃ1試合における経済効果がまるで違うだろ
焼き豚さんのサッカー知識総動員して書いた感じやね
J3も元々J2の降格クラブの受け皿目的で作ったものだから、J2望めないようなクラブは門前払いにしたほうがいいよ。
次の目標は全都道府県にサッカー専用競技場
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