1:2017/01/19(木) 16:51:08.25 ID:
二川「ほら、言うた通り、プラン通りでしょ(笑)」

 正面に橋本英郎を見据え、左のソファには二川孝広がくつろいでいる。3人で談笑するのはどれくらいぶりだろうか。しかもここは、東京ヴェルディのクラブハウスである。10年前には想像できなかった光景だ。
 
 いまさらくどくどと説明するまでもないだろう。両人とも、ガンバ大阪の下部組織で才能を磨かれ、トップチームに昇格するやほどなくして主軸の一角を担い、西野朗体制下のチームで数多のタイトル獲得に寄与した。宮本恒靖、稲本潤一、大黒将志、宇佐美貴史とアカデミー出身の名手は枚挙に暇がないが、第1次黄金期における貢献度で見れば、このふたりを凌ぐ者はいない。まさに、ガンバが誇るべき宝だ。
 
 中盤の広範囲をカバーして攻守両面でハイパフォーマンスを保証するリンクマン、橋本。天才的なパスセンスでゴールを導くだけでなく、黙々と守備のタスクも高次元にこなすプレーメーカー、二川。勝者のメンタリティーを持つ両雄が、首都のクラブで再会を果たした。橋本が2011年末にガンバを退団して以来、およそ5年ぶりのコンビ復活だ。
 
 久々に会ったひとつ年下の“後輩”は、37歳の橋本の目にどう映ったのか。
「いや、フタ(二川)についてはあんまし変わった感じはしませんね。あいかわらず強いパスを受けて、(出し手に)ごめんって言われてんのに、いい落とししてて。今日なんかもセンターバックからえぐいパス来てても、さらっと落としてましたよ。そこらへんは流石やなと」
 
 ガンバ退団後、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、長野パルセイロを渡り歩いた橋本とは異なり、二川はガンバでナンバー10を背負い続けた。だが昨年夏、出場機会が激減したことを受け、大きな決断を下した。20年間を過ごした万博の地に別れを告げ、ヴェルディへレンタル移籍。そして年末に期間を1年延長し、今季もグリーンキットに袖を通すこととなった。
 
 20代半ばの頃、二川に「引退するならどこでいつする?」と訊いたことがある。少し考えて、「たぶん30代前半にJ2のどこかのクラブでひっそり引退すると思います」と真顔で話していた。そんな昔話を振ると、こう答えてくれた。
「ほら、言うた通り、プラン通りでしょ(笑)。あの頃は、自分が30歳くらいまで現役をできたら上出来やと思ってましたけど、気づいたらこの歳(36歳)ですからね。いまはプレーできる限りは続けたいし、セカンドキャリアのこともちゃんと考えてます。若手にも負けない気持ちでやりますよ。試合に出てナンボですから」
2:2017/01/19(木) 16:51:25.96 ID:
橋本「これから上向いていくムードがたしかにある」

 このふたりをヴェルディに連れてきた張本人が、竹本一彦GMである。
 
 前身の読売クラブ時代にベレーザを強豪に育て上げ、1999年から2004年まではガンバでコーチや暫定監督を歴任した。若き日の橋本と二川が影響を受けた人物のひとりだ。その後は柏レイソルとFC今治で辣腕を発揮し、2014年夏、18年ぶりに古巣に舞い戻った。強化責任者としてチーム改革の陣頭指揮を執り、2017年シーズンを勝負の一年と位置付けている。かつてセルタをチャンピオンズ・リーグ16強に導いたスペインの智将、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の招聘に成功した。
 
 個々の役割やポジショニングを緻密に設定し、攻守両面での連動性の高いサッカーを標榜するロティーナ監督。竹本GMはそのスタイル構築のための重要なピースとして、橋本に白羽の矢を立てたのである。
「こういうサッカーをしたいから、ハシ(橋本)にはこんな役割を期待しているという話をして、受けてくれました。なにより我々のプロジェクトに賛同してくれたというか、そこに楽しさを見出してくれているのが嬉しい。さっそくピッチ内外で存在を示してますよ」
 
 筆者が訪れたのは、チーム始動からまだ4日しか経っていないタイミングだった。軽くアップしたのちはすぐさまボールを使って身体をほぐし、実戦形式のフォーメーション練習を徹底して繰り返す。スペイン本国でも厳格さに定評がある、これこそがロティーナ流だ。気になるところがあればプレーを止め、こと細かにポジションを修正し、選手たちは難易度の高い要求を突き付けられる。当然、ヴェルディの大半を占める若手の間では、動揺と戸惑いが広がっていた。
 
 そんななか、悠然とプレーしていたのが橋本と二川だ。西野ガンバやイビチャ・オシム体制下の日本代表で釣り上げられたフットボールIQは、やはり伊達ではない。橋本は動きのぎこちない選手にレクチャーを施し、驚いたことにあの二川も背中で若手をリードしていた。あるクラブ関係者は、「フタさん(二川)は本当に楽しそうにしてますよ。若手に慕われてるのもありますが、なにより自分のスタイルに合った監督が来たのが嬉しいみたいです」と教えてくれた。
 
 一方で、橋本の意見は手厳しい。
「訊いてくれれば教えますけど、どうなんですかね。若手とか巧いし、柔軟性もありますよ。でも、監督の話をちゃんと聞いてない。求められる動きができないのは当然で、ぜんぜん違う動きをしてますから。まずはそこからやないでしょうか」
 
 二川はそんな橋本の存在が心強いと言う。
「ハシくんみたいな経験のある選手は、いまのヴェルディには必要やと思います。チームに溶け込むのが早いし、やっぱり若い選手に教えるのも巧い。僕は……練習は楽しいですね。これを続けていけば、いいサッカーができるんじゃないかと思ってます」
 
 システムは3-4-3が基本となりそうだ。ヴェルディ伝統の強みである中盤のタレントは豊富で、橋本と二川は中後雅喜、内田達也、梶川諒太、井上潮音、渡辺皓太といった選手たちとポジションを争う。
 
 はたして緑の名門はスペイン人指揮官の下でソリッドな戦術を体得し、昨季18位から昇格圏に浮上できるか。「これから上向いていく、そんなムードがたしかにある。だからこそヴェルディに来た。面白くなっていくと思いますよ」と、橋本は不敵に笑った。
 
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170119-00021960-sdigestw-socc&p=2
4:2017/01/19(木) 16:56:35.89 ID:
POに絡んで来てくれれば楽しみだが、はたして・・・
5:2017/01/19(木) 16:57:56.59 ID:
フタさんはプレイヤーとしてしか輝けないだろうけど、
橋本はいい指導者になれそうなのにプレイヤーに拘ってるのはちょっと残念だな
6:2017/01/19(木) 17:11:29.65 ID:
フタさんが若手をリードって言われても信じられんな。
7:2017/01/19(木) 17:14:25.60 ID:
フタさんが喋った!!
8:2017/01/19(木) 17:18:44.48 ID:
二川さんが笑いながら喋ってる…!?
9:2017/01/19(木) 17:21:59.53 ID:
もう遠藤も大黒も呼べよ。
10:2017/01/19(木) 17:35:36.93 ID:
昇格争いして欲しい
11:2017/01/19(木) 17:38:35.93 ID:
事情知らないスペイン人監督がニカワさんを主将に指名したりしないんですかね
13:2017/01/19(木) 17:59:34.01 ID:
二川さんのこの集まってくるDFのすり抜けてくシュート好き