1:2016/11/13(日) 19:28:48.17 ID:
「今シーズン、(対戦して)一番強いチーム、なにもさせてもらえなかったチームは松本さんでした。だからこそ、今日の前半の出来、後半に押し込まれながら耐えられたこと。これを評価したいと思います」

 試合後の会見で、FC町田ゼルビアの相馬直樹監督は敵に賞賛を送っている。それは本心だろう。アウェーゲーム(5月22日)では、スコアこそ0-1だったものの、こてんぱんにやられていた。

 では、なぜ松本山雅は町田に敗れたのか?

 この日、町田に敗れ3位に転落した松本は、自力でのJ1自動昇格の道が途絶えている。

 11月12日、町田。松本山雅はいつもと様子が違っていた。16試合負けなし。「勝てばJ1昇格が決定か?」という陶酔が体を巡っていたのか。

「前半は(選手の心に)重圧、もしくは驕(おご)りがあって。それをコントロールできなかったのは私の責任」

 試合後の記者会見、松本山雅の反町康治監督は早口で言った。選手たちが、どこか浮き足立っていたのは間違いない。

「芝生が深く、ボールが走らないピッチだった。そこでハイプレスをかけられ、ボールを引っかけられて。町田に守備からリズムを作らせてしまい、押し込まれた」

 先制点を浴びたのは前半12分、相手GKからのありふれたロングキックだった。

 右CB後藤圭太が161cmの小兵FWに勝ちきれずボールがこぼれ、左サイドに出される。この時点でまだ「安全圏」だったが、CB飯田真輝がバックステップを踏み、一瞬ギャップが生まれ、そこを敵選手に突かれる。右WBの田中隼磨が追走するが、数的優位もポジション的優位を取られる。飯田はスピードで振り切られ、逆サイドへの折り返しを中島裕希にボレーで叩き込まれた。

 その後もCBがしばしばサイドに釣り出されるが、反町監督はベンチで戦況を見つめるしかない。

「町田は、『サイドを人数かけて攻め、深いところまで入ってクロス』というのがパターン。分かっていたのにやられてしまった。事前にしつこく伝えたことで、選手が意識しすぎたのかもしれない。結局はDFラインにギャップが生まれ、高く保てず、ずるずると下がって、横を向かされ、背中を取られた」

前半終了間際も、再び右サイドの防御線を破られ、ファーポストの折り返しを中央で仲川輝人に2点目を押し込まれている。このときも右サイドでスイッチした選手に3人の選手が置き去りにされてしまった。

「2失点目が大きかったと思う。あれだけリズムが悪かったので、1点差で折り返したかったが。(2度も)バーに救われる神頼みにすがっては、ゴールに辿り着けない」

 反町監督は少し自嘲気味に言った。

 しかし、後半の松本は別の顔を見せた。本来の姿と言うべきか。最終ラインを高く保ち、両ワイドが高い位置でボールを持つと、外側から万力で圧迫するような攻撃を繰り返す。サイド攻撃によって、中の守備を撓(たわ)ませる。そして後半21分、ペナルティエリアの角でスペースを得たFW高崎寛之が右足を振り抜き、追撃弾を叩き込んでいる。

「この選手たちでどう戦うか」

 反町監督は言うが、その手腕は瞠目に値する。多くがJ2を主戦場にしてきた選手だが、その才能を”絞り出している”。例えば、左サイドには左利きの選手を配置(左CB喜山康平、左WB那須川将大など)。これによって、ボールの動きは左巻きだけでなく、右巻きにもなる。ダイナミズムが生まれ、攻守のバランスが向上する。実はこれだけでもJリーグでは珍しい。

後半の松本は論理の正しさを証明している。怒濤の攻撃で、喝采を送りたくなる巻き返しだった。75,76分には、石原崇兆が立て続けにPKの笛が鳴ってもおかしくない場面を作っている。どちらも相手選手はゴールへの進行を妨げ、ボールにも触れていない。しかしあろうことか、石原がシミュレーションでイエローカードまで受けてしまう。これで万事休すだった。

 不運は緻密な計算を狂わせたか。終盤、反町監督は柄にもなく論理をかなぐり捨て、長身FWを並べる一か八かに出た。しかしラインが間延びし、スペースを使われ、むしろ相手の息を吹き返させることになった。

「サッカーは負けることもある」
 
2:2016/11/13(日) 19:29:02.45 ID:
 
 記者たちに囲まれた田中隼はそう繰り返していた。もはや、腹をくくるしかないのだろう。最終節、松本が自動昇格するには勝利が最低条件。コンサドーレ札幌が負けたとしても、松本が3点の得失点差を挽回して勝たなければ及ばない。勝ち点で並ぶ清水エスパルスには得失点差で遠く及ばない。いずれも相手の結果次第で自動昇格は消えることになる。

「私が昇格を争うのはこれが初めてではない。かつて最終戦で決めたこともあった。湘南でも、新潟でも」

 反町監督はそう言って口元を引き締めた。論理を超えた勝負もしてきた男だ。

 11月20日、松本は本拠地アルウィンで横浜FCを迎え撃つことになる。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2016/11/13/j116/index_4.php
 
3:2016/11/13(日) 19:31:41.49 ID:
反町は優秀だな
何度でも蘇るさ
 
5:2016/11/13(日) 19:32:14.04 ID:
後藤って鹿島の後藤か
頑張ってるんだな
 
6:2016/11/13(日) 19:32:18.57 ID:
たしか松本は規定を満たしてないから
昇格果たしたとしてもJ1には行けないはず
 
8:2016/11/13(日) 19:34:59.34 ID:
>>6 じゃあなんで去年J1だったんでしょうかねえw
 
9:2016/11/13(日) 19:36:06.25 ID:
>>6
よく聞こえなかった、なんだって?
 
7:2016/11/13(日) 19:33:52.78 ID:
3位以下でも入れ替え戦で勝てば上がれるだろ?
なら自力だ
 
15:2016/11/13(日) 19:41:40.74 ID:
>>7
自動昇格てかいてるだろ
 
13:2016/11/13(日) 19:39:42.20 ID:
長野が上がってくるまでJ2にいるのがベスト
リーグ戦でダービーが見たい
 
14:2016/11/13(日) 19:39:49.40 ID:
普通なら札幌も松本も安泰だったはず
清水がすごすぎる
 
19:2016/11/13(日) 19:57:13.32 ID:
>>14
後半の追い上げ。
昨年のエスパルス曲線がネタじゃなかったことが驚き。
 
16:2016/11/13(日) 19:44:29.86 ID:
今の松本だと昇格後も厳しそうか?
 
17:2016/11/13(日) 19:52:35.11 ID:
正直、工藤とか松本には勿体ないよな。アイツのテクニックぐらいじゃん見るとこ
 
18:2016/11/13(日) 19:56:53.90 ID:
せやかて工藤
 
20:2016/11/13(日) 19:58:01.84 ID:
「芝生が深く、ボールが走らないピッチだった。そこでハイプレスをかけられ、ボールを引っかけられて。町田に守備からリズムを作らせてしまい、押し込まれた」

普段きたねーホムスタでやっててこれはないわ
 
21:2016/11/13(日) 19:58:03.93 ID:
反町は全権委任できる中小クラブなら最高の監督。
新潟、湘南の「反町が去った後」を見れば分かるけど、反町ルールがきちんと残ってる。

まぁ、部外者はプレーオフが盛り上がるから楽しめるんだけどね。
清水がプレーオフだと凸凹コンビの得点力が強すぎて白けてしまう。
 
22:2016/11/13(日) 19:58:57.29 ID:
松本は「この」戦力で、「あの」戦力の清水に互角で戦ってるんだ。反さんの手腕は尋常じゃないよ。万が一悲しい結果になったとしても、責められる理由は1つもない。
 
23:2016/11/13(日) 19:59:58.06 ID:
POもあるし
 
24:2016/11/13(日) 20:00:05.48 ID:
161cmってすごいな
サッカー選手って鯖読むから実際はもっと小さいんだろうな
 
25:2016/11/13(日) 20:04:05.80 ID:
相手に合わせてやり過ぎたから
 
26:2016/11/13(日) 20:05:13.25 ID:
信濃毎日新聞がフラグ立てたからじゃないの
 
28:2016/11/13(日) 20:09:09.70 ID:
札幌・松本は清水との直接対決で2タテしてるんだっけ?
これでどっちか落ちたら成仏できないわな
 
29:2016/11/13(日) 20:11:26.50 ID:
16戦負け無しで上も落ちてきたのに、清水が凄すぎて1敗しただけて全部吹っ飛ぶって中々の鬼畜ゲーだな
 
30:2016/11/13(日) 20:14:57.46 ID:
清水が強すぎてな
8連勝とか異常すぎる
 
34:2016/11/13(日) 20:50:25.36 ID:
人行きすぎで緊張したんじゃないのか?

これだと最終節も微妙だな
 
35:2016/11/13(日) 20:55:52.19 ID:
16戦負け無しって言い方がそもそもメディアの虚飾
例えば5戦5引き分けで負け無しだとしても2勝3敗のほうが勝ち点は上
 
36:2016/11/13(日) 21:04:43.76 ID:
はあ?自力での昇格の目はまだあるだろ
最終戦50-0で勝てば余裕だ